はじめまして。 医療法人社団伸栄会
  理事長の谷澤 和紀と申します。
私がメールマガジン「まぐまぐ」に連載していたものを
  ホームページ用にリメークして登場させました。
注意事項
◎一般の方向けの内容なので、
    厳密な医学用語は使用してい ません。
医学的な専門性から考えた場合、
    妥当でない表現があると思いますが、なるべく平易な
     表現を使用するようにしてい ます。
◎体の状態は個人によって異なっています。
◎現在治療中の方は かかりつけの主治医と相談をしてください。
 第29号 「エナメル質の再生」

歯のエナメル質、再生に光強酸使って再結晶化に成功
 歯の表面を覆っているエナメル質の再生に、
 FAP美白歯科研究会 (東京都)や山梨大などのグループが成功した。
24日付英科学誌 ネイチャーで発表する。
天然エナメル質の上に、同じ構造の人工エ ナメル質が
 一体化している様子を、電子顕微鏡などで確認した。
再生が可能になれば、初期段階の虫歯の治療や
 予防に役立つと期待さ れる。  
エナメル質の主成分はハイドロキシアパタイトと呼ばれる物質。
高温・高圧でないと、結晶化しにくいため、
 アパタイトを塗るだけ では再生は困難と考えられていた。  
歯科医師で同研究会の山岸一枝代表らは、アパタイトを強酸の溶液と
 混ぜてペースト状にし、傷ついたエナメル質部分に塗った。
 強 酸下では、エナメル質からカルシウムやリンが溶け出してしまうが、
 この作用を逆に利用。ペーストをカルシウムとリンが過剰に入った
  「過飽和状態」にしておくと、強酸でいったんそれらの成分が溶け 出しても、
 大量にあるために再結晶化につながる。
電子顕微鏡や原 子間力顕微鏡で見ると、天然エナメル質と同じ構造で
 再結晶化し、 エナメル質が再生しているのが分かった。
山岸さんは「いったん溶かすという逆転の発想が、いい結果を
 生み 出した」と話している。
2005年02月24日(木) 今年の2月は、歯科関連のトピックスが相次ぎました。
歯周病でなくな ってしまった歯を支える骨を再生させる治療法の
 ニュースに引き続き、 今回の「エナメル質の再生」に関するニュース。
従来から、フッ素やキシリトール、レーザー治療などによる「エナメル質
 の再石灰化」や「エナメル質の強化」が行なわれてきましたが、
 決し て確実性のある治療法・予防法ではありませんでした。
統計上での効果は認められるものの、個人の条件によって結果が
 左右さ れるため、効果があがらない方も多数存在しました。
しかし、今回の「エナメル質の再生」は、「天然エナメル質の上に、
 同 じ構造の人工エナメル質が一体化している」ことから、
 今までの治療法 とは、一線を画す、まさに「夢の治療法」と言えるかもしれません。
現在のところ、くわしい情報は出ていないため、実用化の時期や、
 具体 的な手法など、わからないところがたくさんありますが、歯科治療・予 防の
 分野がまったく様変わりする可能性を期待させる大ニュースである ことにまちがいありません。
今回のポイントは・・・・
  ・ 「エナメル質の再生」に関するニュース
   以上今回の内容でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                ※ 質問やご感想を承ります 下のボタンをクリックしてください

    バックナンバーがご覧になれます
 第1号  予防の時期『3 ・6 ・12の法則』  第21号 「虫歯の進行を止めるお話」
 第2号  フィンランドという国を知ろう  第22号 「歯にくっつくプラスチックのお話」
 第3号  フィンランドの虫歯予防事情  第23号 「歯を削る機械のお話」
 第4号  『フッ素は毒!』って本当?  第24号 「子供の口臭について」
 第5号  フッ素の正しい使い方  第25号 「おしゃぶりについて」
 第6号  フッ素はどうして虫歯を予防するの?  第26号 「歯の異常について パート1」
 第7号  『ハミガキコ』の話

 第27号 「歯の異常について パート2」

 第8号  フッ素洗口とは?  第28号 「3DSとは?」
 第9号  子どもの歯並びが気になり始めたら
 第10号  歯並びが悪くなる原因(前編)
 第11号  歯並びが悪くなる原因(後編)
 第12号  なぜ虫歯になるの? パート1
 第13号  なぜ虫歯になるの? パート2
 第14号  なぜ虫歯になるの? パート3
 第15号  「砂糖」のお話
 第16号 「だ液のお話」
 第17号  「だ液と虫歯の関係」
 第18号 「三つの輪の話」
 第19号 「溝を埋めるお話」
 第20号 「麻酔のお話」