はじめまして。 医療法人社団伸栄会
  理事長の谷澤 和紀と申します。
私がメールマガジン「まぐまぐ」に連載していたものを
  ホームページ用にリメークして登場させました。
注意事項
◎一般の方向けの内容なので、
    厳密な医学用語は使用してい ません。
医学的な専門性から考えた場合、
    妥当でない表現があると思いますが、なるべく平易な
     表現を使用するようにしてい ます。
◎体の状態は個人によって異なっています。
◎現在治療中の方は かかりつけの主治医と相談をしてください。
 第28号 「3DSとは?」

『3DS』という言葉をお聞きになったことがありますか?
おそらく、始めて聞くという方が多いのではないかと思います。
 『3DS』とは「Dental Drug Delivery System(デンタル ドラッグ
  デリ バリー システム)」の略称で、最近開発された虫歯予防法のことです。
特殊な方法と薬剤で、虫歯原因菌や歯周病の原因菌を除菌する方法で、
 「究極の 虫歯予防法」という宣伝をされることが多いようです。
どのような方法かと言うと、まず、お口の中を徹底的にお掃除します。
歯の表面には「バイオフィルム」と呼ばれる膜があり、
 通常の歯ブラシでは 落とすことができません。
この膜には薬剤が浸透しないため、膜の内側の菌は生き残ってしまいます。
そこで、歯科医院の特殊な器械を用いて、この膜を除去します。  
その後、薬剤を歯の表面に作用させます。
ただ薬剤を塗っただけでは、だ液によって薄められたり、
 洗い流されてしまい ますので、患者さんに合わせて作ったマウスピースの
 内側に薬剤を入れ、 それを5分間お口の中にはめていただきます。
この後、約1週間は家庭でのホームケアを実施していただきます。
1日1〜2回、通常のブラッシング後にマウスピースにホームケア用の薬剤を
  入れて、5分間維持し、歯の表面に薬剤を作用させていただきます。
この効果は半年位持続します。
しっかりケアを行うと1年以上効果を保つこと もあります。
「3DS」はこのような方に向いています
  ・きちんと歯を磨いているのに虫歯の多い方
  ・歯に詰め物やかぶせが多い人
  ・唾液検査の結果ミュータンス菌の比率が多い方  
  ・これから歯がはえてくるお子様が周囲におられる方
  ・これから矯正装置を装着する方  
虫歯菌は産まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には存在しません。
1歳半〜2歳半の時期に、お母さまや周りの人から感染すると考えられています。
この時期の小さいお子様がいらっしゃる方は、ご家族で3DSを行い、
 虫歯菌をなく して、子供に感染するのを防ぐことが大切だと考えられます。
今回のポイントは・・・・
  ・『3DS』について  ・どのような方に必要か
   以上今回の内容でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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    バックナンバーがご覧になれます
 第1号  予防の時期『3 ・6 ・12の法則』  第21号 「虫歯の進行を止めるお話」
 第2号  フィンランドという国を知ろう  第22号 「歯にくっつくプラスチックのお話」
 第3号  フィンランドの虫歯予防事情  第23号 「歯を削る機械のお話」
 第4号  『フッ素は毒!』って本当?  第24号 「子供の口臭について」
 第5号  フッ素の正しい使い方  第25号 「おしゃぶりについて」
 第6号  フッ素はどうして虫歯を予防するの?  第26号 「歯の異常について パート1」
 第7号  『ハミガキコ』の話

 第27号 「歯の異常について パート2」

 第8号  フッ素洗口とは?
 第9号  子どもの歯並びが気になり始めたら
 第10号  歯並びが悪くなる原因(前編)
 第11号  歯並びが悪くなる原因(後編)
 第12号  なぜ虫歯になるの? パート1
 第13号  なぜ虫歯になるの? パート2
 第14号  なぜ虫歯になるの? パート3
 第15号  「砂糖」のお話
 第16号 「だ液のお話」
 第17号  「だ液と虫歯の関係」
 第18号 「三つの輪の話」
 第19号 「溝を埋めるお話」
 第20号 「麻酔のお話」