はじめまして。 たにざわ歯科クリニック 
  院長 谷澤 和紀と申します。
私がメールマガジン「まぐまぐ」に連載していたものを
  ホームページ用にリメークして登場させました。
注意事項
◎一般の方向けの内容なので、
    厳密な医学用語は使用してい ません。
医学的な専門性から考えた場合、
    妥当でない表現があると思いますが、なるべく平易な
     表現を使用するようにしてい ます。
◎体の状態は個人によって異なっています。
◎現在治療中の方は かかりつけの
     主治医と相談をしてください。
 第19号 「溝を埋めるお話」

今回は子供の歯の溝(みぞ)のお話です。
このお話で問題となる溝とは、奥歯の永久歯(大人の歯)の溝です。
御自分の歯を舌で触るか、鏡で見てみてください。
奥歯の咬む面の山と山 の間に溝がありますよね。
この溝は見た目よりも深くなっています。
虫歯のできやすい部分の一つで す。
大人の歯は成熟して硬くなっていますが、子供の生えたての奥歯は
 まだ柔らかく、溝もかなり深くなっています。
歯ブラシでこの溝の底の方まで磨くのは不可能であり、虫歯になりやすい
  性質のお子さんの場合、まっ先にこの部分が虫歯になってしまいます。
そのため、歯科医院ではこの溝が虫歯にならないうちに、
 埋めてしまうこ とをお勧めする場合があります。
この処置を『シーラント』といいます。
シーラントとは  
まず、シーラントを行う前に歯科用の器械で溝をきれいにお掃除します。
その後、特殊な材料で溝を埋めます。
この材料はある程度の強度を持っていますので、
 歯が成熟して硬くなる頃 まで留まってくれます。
材料にはフッ素を少しずつ放出するものもあります。
歯肉からどの位、 出てきているかによっても材料を使い分けます。
主にレジンと呼ばれるプラスチックの材料と、
 グラスアイオノマーと呼ば れるセメントに似た材料の2種類があります。
処置自体は比較的簡単なものですので(あまり協力的でない
 お子さんの場合は大変ですが・・・)片方の上下の奥歯で15分くらいで終わります。
片方ずつ2回に分けて行うことが多いと思います。
この処置は歯を削るわけではなく、比較的手軽な方法で大きい効果を得る ことができます。
保険の使える処置ですし、御気軽に歯科医院に相談してい ただければ、と思います。
今回のポイントは・・・・
・シーラントとは  ・溝は虫歯になりやすい  ・溝には歯ブラシが届きません
 以上今回の内容でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 第1号  予防の時期『3 ・6 ・12の法則』
 第2号  フィンランドという国を知ろう
 第3号  フィンランドの虫歯予防事情
 第4号  『フッ素は毒!』って本当?
 第5号  フッ素の正しい使い方
 第6号  フッ素はどうして虫歯を予防するの?
 第7号  『ハミガキコ』の話
 第8号  フッ素洗口とは?
 第9号  子どもの歯並びが気になり始めたら
 第10号  歯並びが悪くなる原因(前編)
 第11号  歯並びが悪くなる原因(後編)
 第12号  なぜ虫歯になるの? パート1
 第13号  なぜ虫歯になるの? パート2
 第14号  なぜ虫歯になるの? パート3
 第15号  「砂糖」のお話
 第16号 「だ液のお話」
 第17号  「だ液と虫歯の関係」
 第18号 「三つの輪の話」