はじめまして。 たにざわ歯科クリニック 院長 谷澤 和紀と申します。
私がメールマガジン「まぐまぐ」に連載していたものをホームページ用にリメークしました。
注意事項
◎一般の方向けの内容なので、厳密な医学用語は使用してい ません。
医学的な専門性から考えた場合、妥当でない表現があると思いますが、
 なるべく平易な表現を使用するようにしてい ます。
◎体の状態は個人によって異なっています。
◎現在治療中の方は かかりつけの主治医と相談をしてください。
 第1号 予防の時期『3 ・ 6 ・ 12の法則』
どんなことでもそうですが、ず・・・っと気持ちをはりつめて継続していくことは、たいへん難しいことですよね。
虫歯の予防も例外ではありません。
まじめなお母さんによくあるパターン
「わたしは今まで歯でとても苦労したから、子どもにはこんな苦労はさせたくない。 
初めての子だし、経験もないからどうしていい かよくわからないけれど、とりあえず育児書に書かれている通りに
 やってみるしかないわね。
育児書に書かれていることは・・・ ・歯が生え始めたら、食後にぬれたガーゼなどでよごれをふきとり ましょう。
・奥歯が生え始めるころには、歯ブラシを使って、お母さんのひざの上でていねいに磨いてあげましょう。
・おやつの時間を決めるなど、規則正しい食生活習慣を身につけましょう。
・3〜4歳を目標に、子どもが自分で 歯みがきできるように練習させましょう。
なるほど!と思って始めてみると、いつしか壁にぶちあたります。
子どもはじっとしていません。
口の中をさわられることをいやがります。
対策についても、育児書にはきちんと書かれていす。
・「口の中をさわられることに慣れさせよう」 徐々に徐々に、少しずつ少しずつ、口の中をさわられることに
 慣れさせようと努力しているのに一向に慣れてくれない。
そ れどころか、日増しにいやがるようになってきちゃった。
・「子どもは「まねをする遊び」からいろいろなことを覚えていきます。
まず、お母さんとお父さんがお互い仕上げみがきをしてみましょう。
すると子どもも自分にもしてと言ってきます。
いやがるお父さんに無理やり仕上げみがきをして、子どもに見せてみたけど、子どもはしらんぷり。
育児書の通りになんていかないじゃない!
・歯みがきをする時は好きな音楽を流したり、子どもに話しかけ てスキンシップの時間にしましよう。
歌を歌ったり、音楽やビデオをながしたりしても、子どもは逃げるばかり。
すべてからまわりで、ストレスは溜まってくるし・・・ ・「子どもが嫌がったり、抵抗するからといって、
 あきらめないことが、何より大切です。
半年先、1年先を考えて続けましょう。
こんなこと延々つづけるなんて、ありえない!!!       
当然です!無理なんです
育児書の通りにやれば、虫歯を予防することはできるでしょう。
でも、お母さんにとっての貴重な時間の大部分を、虫歯の予防 に費やさなくてはならなくなります。  
実は、育児書の虫歯予防法は、たいへん効率の悪いものな んです。
それが、「3・6・12の法則」です。
3・6・12の法則!?
3さい: 乳歯の奥歯が生え始める時期  6さい: 6さい臼歯が生え始める時期  
 12さい: 12さい臼歯が生え始める時期  たったこれだけのことなんです。
キーポイントとなる歯が生え始 めた時期にだけ注意をします。
乳児期〜幼児期なら3さいの 時だけ、集中的に予防をすればいいのです。  
歯は生えたばかりのころ、たいへんやわらかくとても虫歯になり やすい状態です。
しかし、生えてから1年ほどたつとだんだん硬く 成熟し、虫歯になりにくくなります。
この虫歯になりやすいデリケートな時期だけがんばれば、その後は虫歯になることはありませ ん。
ただし、歯みがきだけにたよっては、お母さんの精神的・肉体的負担は軽減しません。
さまざまな補助療法を用いて負担軽減をはかりましょう。
第2号では、虫歯予防先進国フィンランドで、具体的にどん な虫歯予防が行われているかをご紹介しましょう。
■今回のポイントは、・・・・・ ・まじめなお母さんほど「はまる罠」  ・育児書通りにはいかない  ・3・6・12の法則
 以上今回の内容でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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